ティーカップの歴史を学ぶ、午後のティーサロン
先日レストラン「フォンタナ」にて行われました、『午後のティーサロン 第31回』の様子をお伝えいたします。
今回も、日本紅茶協会認定シニアティーインストラクターの森 亜都子先生に美味しく、楽しく講義していただきました。
今回のテーマは「紅茶と楽しむティーカップの魅力」です。
まずは、ウェルカムティーの「カルダモンミルクティー」でほっとして頂き、講義が始まりました。
ここでティーカップの歴史を少しだけご紹介します。
茶器がヨーロッパに伝わった頃は、把手(ハンドル)も受け皿(ソーサー)もない、湯飲みのような形をした「ティーボール」が生まれ、さらに受け皿(ソーサー)が登場しました。
当時の受け皿は深みがあり、ティーボールが熱く持ち難いことから、茶液を受け皿に注ぎ移して飲むというスタイルが生まれました。
その後、カップにハンドルが付くようになるとティーボールの市場性が失われ、受け皿に注いで飲むという作法は貧相なマナーとしてなくなっていきました。
茶器の市場も広がり、東洋磁器の需要の高まりに刺激を受け、ヨーロッパ各地に工房が設立されました。1709年にドイツ・ドレスデンにおいてヨーロッパで初めて硬質磁器の焼成に成功し、以後ヨーロッパ陶磁器文化が花開き、華麗なティーウェアが生まれていきました。
さらに絵柄の変遷や日本を代表する茶器メーカー「ノリタケ」の歴史を学んだあと、「2009ダージリンセカンドフラッシュ」の味比べを行いました。
今回はプッタボン、セリンボーン、マーガレットホープと3つの茶園のものをご用意。
同じダージリンという種類でもそれぞれ特徴がはっきりとしていて、その個性を十分に楽しんでいただきました。
そして赤木製菓シェフより、「本日のお菓子」、コンベルサシオンとサンマルクを模したオリジナルケーキの紹介。
最後にご紹介したケーキとミルフィーユと共にティータイムが始まりました。
今回のテーマにあわせまして、ご用意致しました中からお好みのティーカップを選んでいただき、お楽しみいただきました。

今回は数多くのティーカップが並べられ、1つ1つ個性溢れるカップを眺めながら、今日はこのカップ、明日はこのカップという様に選べられたら素敵だなあと思うほど。
今回参加されたみなさまにも、お気に入りのカップ探しのヒントになれば嬉しいです。
今回のテーブルセット

サブライム
黄昏時の光のような金色に照らされて、ほんのり浮かび上がる花鳥の風雅。
そのきらめきは、なごやかな饗宴に壮厳な趣をたたえます。

トワイライトメドゥ
このパターンは自然界に寄せる東洋の人々の心を描写していて、
それは"禅"にも通じる精神世界でもあります。
日本の影響が強く感じられますが、デザインの調和は和洋、東西の視点や
ものの見方を問わず、双方に馴染むはずです。
そんな紅茶にまつわる素敵なお話やお菓子レシピを楽しみながら習得していただける、午後のティーサロン。
次回は12月2日(水)です。
みなさまのご参加お待ちしております。
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