バーテンダー便り

カクテルコンペティションに行ってきました

10月21日(火)都内ホテルにてサントリーカクテルアワードが開催されました。
全国から予選通過したバーテンダーたちの熱い戦いが繰り広げられ新たな創作カクテルが発表されましたのでお伝えします。

この大会は、毎年行われるバーテンダーの頂点を極める全国区のカクテルコンペティションで、HBA(日本ホテルバーメンズ協会)、NBA(日本バーテンダー協会)など合同で行われる唯一の大会です。それ故、業界内での注目度も高く実質、国内でのバーテンダーNO1を決定する大会です。

今回はその模様をレポートします。

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サントリーカクテルアワード
開始直前、緊張した空気が張り詰めています。

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毎年大々的に開催されるコンペは華やかです。
新商品や飲み方の提案などのブースがたくさんありました。

大勢の観客の前での演技は緊張します。最終選考会のスタートです。

課題製作部門とフリー作品部門に分かれ、バーテンダーの自由な発想でカクテルを考えます。
20名の選手が技術を競い合い色彩、香り、外観、デコレーションなど素敵なカクテルが発表されました。

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優秀賞2名、最優秀賞2名、08カクテルアワード1名が発表されました。

08カクテルアワードは、バーオスカー(福岡県福岡市)の近藤さんに決定しました。

ネーミング:「Milano Renaissance」
<レシピ>
・カンパリ
・シャンボール
・エックスレイテッド
・フレッシュライムジュース
・トニックウオーター

カンパリの苦味と果実の香りが見事に融和した爽快感のあるカクテルでした。

家庭で作れる安心・安全・簡単カクテル

収穫の秋を向かえ私たちの周りには新鮮な食材やフルーツが出回るようになりました。
バーでも今が旬のフルーツを使用してフレッシュ感たっぷりのフルーツカクテルを提供しています。今回はご家庭でも特別な器材を使わず気軽に作れる簡単カクテルをご紹介します。

1回目はぶどうの王様、巨峰を使った「巨峰カクテル」をご紹介します。

用意するもの

用意するもの
・巨峰(Mサイズ)5から8個 
・ドライ・ジンかウオッカ  20ml
・シロップ  小さじ1杯くらい
・製氷機の氷3から5個(クラッシュド・アイス用)  
・ブレンダー(ミキサーともいいます)

1.巨峰の皮をむき、種を取り除きミキサーに入れます。(最近は種なしが多くなりました)

2.ジンもしくはウオッカを入れます。(本格的なものでなくても充分です。スーパーやコンビニでも売られています。ハーフサイズのものが便利ですよ)

巨峰ジン、ウォッカ

3.巨峰に糖分が少ない場合は、シロップで甘みを補います。

お好みでシロップを

4.ミキサーに氷を入れます。
ミキサーの種類によっては刃が折れてしまうのでクラッシュドアイスを入れます。
※その際、氷をフキンでくるんで、硬いもので叩くと簡単に細かい氷ができます。

クラッシュドアイスクラッシュドアイスつくり方 

5.ブレンダーを10秒から20秒攪拌します。

巨峰のカクテル

6.出来上がりです。

カクテルはご家庭でも特別な器材や技術が無くても簡単に作ることができます。ちょっとした工夫でキッチンの周りにはシェーカーやバースプーンの代用になるものがあるからです。果実そのものの味わいや香りが凝縮したフレッシュカクテルは健康的にも心にも癒しの効果があります。

今度の週末や休日に是非お試し下さい。

バーテンダーのワイン紀行 甲府市勝沼編 その2

勝沼を横断する国道20号線(勝沼バイパス)から徒歩で約5Km、一面に広がるぶどう畑の小高い丘の頂上に市営施設の「勝沼ぶどうの丘」があります。

季節ごとに彩りを変えるぶどう畑の風景にしっくりと馴染み、甲州市のシンボルとなっているぶどうの丘。地下のワイン・カーブ(貯蔵庫)には審査会をパスした約150銘柄ものワインが並び、試飲しながら購入することができます。
他には多種多様なワインをはじめ、ぶどうを使ったジュースやお菓子が揃っています。

また、ホテルや天然温泉、レストラン、バーベキュー施設なども充実しており1泊2日で訪れても楽しい施設です。
勝沼ぶどうの丘
勝沼ぶどうの丘

ぶどう畑
丘から眺めた一面のぶどう畑

ぶどうの丘の敷地内には、明治時代に勝沼の二人の青年がフランスでワインの醸造技術を学び、山梨県内に広めたといわれている記念碑が建てられています。
記念碑

地下のワインカーブでは専用の容器(1,100円)を買うと、全てのワインが試飲できるので、お気に入りの1本を探してみてください。

これに、飲みたいワインを注いで試飲できます。底にある凹凸は、光の反射によりワインの色合いを判断するために加工されています。気分はソムリエです。
専用の容器

湿度が保たれたワインカーブに一歩足を踏み入れると、貯蔵庫特有の香りとワインの香りがたちこめています。樽の上に赤、白、ロゼワインがたくさん並んでいて、これらがテイスティング用ワインです。
ワインカーブ
ワインカーブ

市内の有名ワイナリーや小規模ワイナリーの代表銘柄が揃っています。
気になるワインを試飲してみましょう。

ワインは約150種類ありますので、ちょっとずつ飲まないとすぐに酔ってしまいます。
お気に入りのワインが必ずあると思います。スローペースで探しましょう。
ワインワイン

国産ワインで評価の高いワインの試飲や販売もあります。
評判通り美味しかったです。
1人で1本試飲???しました。(笑)

国産ワイン国産ワイン

市内を循環している観光バスを利用して、ワイナリー巡りも楽しいと思います。
お酒を飲みながらでしたら、こういう公共交通機関を上手に利用したいですね。
1回100円です。
観光バス
市内には約30のワイナリーが点在しています。小高い丘の上からも一面ぶどう畑が一望できますし、散策してみてもいたるところにワイナリーやぶどう園があり、工場見学や試飲、食事、もぎ取りなども出来ます。勝沼の町を1日散策して、ぶどうとワインを楽しんでみてはいかがですか?11月以降はヌーボー(新酒)が楽しめますよ。


参考 「甲州市勝沼ぶどうの丘」
山梨県甲州市勝沼町菱山5093
0553-44-2111
ワインカーブ:午前8時-午後5時

「ぶどうの国文化館」
山梨県甲州市勝沼町下岩崎1034
0553-44-3312
定休日:月曜、祝日の翌日

バーテンダーのワイン紀行(甲府市勝沼編 その1)

8月下旬、ぶどうの収穫期を迎え山梨県へ行ってきました。
バーテンダーはワインの知識も必要不可欠です。ワインやシャンパンベースのカクテルもたくさんありますし、ワインにも精通し一通りの知識がなくては勤まりません。
今回は勉強を兼ねて自然のぬくもりを感じられる甲府市勝沼町をレポートします。

朝7:45、新宿駅西口から高速バスで約1時間30分、新緑の美しい山々を眺めながら勝沼へ向かいました。

山梨県は日本のワインの故郷です。明治維新後、どこよりも早くワインを作り始めました。
県内には甲州市の勝沼地区を中心に約80のワイナリーがあります。

勝沼への入口
勝沼への入口です

バスを降りた途端、目の前はぶどう畑が一面に広がっています。今の時期は巨峰やデラウエア、ネオマスカットなどがたくさん実っています。期待で胸を膨らませながら徒歩で散策してみました。
南アルプス ぶどう畑
一面のぶどう畑と南アルプスの山々

日本で主流の棚つくりを見上げると果汁がぎゅっと詰まった巨峰がたわわに実っています。
主に食用ですが甘口ワインにもなります。もぎたての巨砲を試食してみました。
とってもジューシーで糖度も高く美味しかったです。また、農家のおばさんとぶどう談義に花がさき、教科書で学べない知識もしっかり吸収しました。旅の楽しみはやはり地元の方との接点だと思います。すっかり意気投合し下のぶとうを頂きました。

サマーブラック こちらは、サマーブラックというぶどうです。
皮ごと食べられ味わいは巨峰をギュッと凝縮した感じで、歯ごたえと香りはライチに似ていました。
デラウエア ぶとうというと、これを連想しますね。
スーパーでお馴染みのデラウエアです。
プチプチ弾ける触感が心地よく、食欲がとまりません。
ネオマスカット こちらはネオマスカットです。
どれも国産ワインの必需品です。

ワイナリー
ワイナリーによっては、フランスやイタリアで主流の柵つくりでぶどう栽培している農家もあります。

ワイナリーとは、ワインの醸造所のことです。美味しいぶどうとワインを育むのは、作り手の愛情と大地の恵み。ワイナリーは人と自然のぬくもりを感じられる場所です。収穫前のこの時期はワイナリーを訪れるのに絶好のシーズンです。
ワイナリーを訪れ、これらに触れてみはいかがですか。いつものワインが一層味わい深いものとなりますよ。

訪問にお薦めの季節は、ぶどうの収穫前の晩夏から初秋にかけてです。澄んだ空と青々と生い茂る葉は植物の強い生命力を感じさせます。

植物の生命力と実りの歓びは、私たちが口にするもの全てに共通します。これらに触れることで、「食べる」ことへの思いが変わるかもしれません。「お酒が飲めないから」と、今までワイナリーを訪れたことがない方も、是非、ぶとう畑に足を運んでみて下さい。
きっと何か新しい発見があるはずです。

<次号につづく>

開業20周年を記念したスペシャルカクテル その2

ホテルオークラ東京ベイバーコーナーに、開業20周年を記念したスペシャルカクテルが登場して、お客様に大好評を頂いてるとの話を聞き、早速今回は、このカクテルを詳しくご紹介したいと思います。

カクテルの材料では実際に作っていきます。

材料はこちらです。

≪Ocean of Eden(オーシャンオブエデン)≫
1.桃のリキュールを30ml、ブルーキュラソーを     2.氷を入れます
10ml入れます
レシピ1   レシピ2
3.シェイクした後、シャンパンで満たします        4.こんぺい糖を入れます
レシピ3   レシピ4

オーシャンオブエデン

Ocean of Eden(オーシャンオブエデン)の出来上がりです!
ピーチリキュール・シャンパン・こんぺい糖を使用。
鮮やかなコバルトブルーが、涼しげで、海のように静かな印象のあるカクテルです。
下に沈んだこんぺい糖が、シャンパンに溶けてたち昇る泡の様子が楽しめます。
口当たりがやわらかく、フルーティで飲みやすいですが、意外にもアルコール度数は15度と高めなのでご注意を!
コバルトブルーの色は、ホテルオークラ東京ベイをイメージし、舞浜のそよ風と青い海を表現しており、こんぺい糖は、海の底に沈む宝石をイメージしています。まるで20年間のホテルの思い出がたくさん詰まっているかのようです。
(バーテンダー 横山 一俊)
横山一俊

ご来館されるお客様にとって、今夜は、「久しぶりにオークラに来た記念日」「彼女と初旅行の記念日」「初めてバーに入った記念日」など、たくさんのそれぞれの“記念日”のことと思います。
そんな今夜を記念して、スペシャルカクテルを是非お楽しみ下さいませ。

それでは、バーで素敵な夏の夜をお過ごし下さい。